エピローグ
これによって、持田の事件は解決した。
小早川は持田の事件が解決したことを受け、久し振りに村木刑事たちと、すすきのの夜の盛り場に飲みに行くことにした。
すすきのの夜は、今日も色とりどりのイルミネーションが煌めき、すすきのは正に夜の街だという印象を、札幌市民は元より、観光客にも強く印象付けていた。
しかし、バブル崩壊後、すすきののイルミネーションはかなり寂しくなったと、札幌生活が長い小早川は、そう思わざるを得なかった。
とはいうものの、すすきのは文字通り〝東京以北最大の歓楽街〟なのだ!
久し振りに飲み、気分を良くした小早川たちは、すすきのの通りへと出た。すると、相変わらずのイルミネーションであった。
すると、その時、パトカーのサイレンが、小早川たちの耳に飛び込んで来た。
すると、小早川の表情からは、笑みが消えた。
そして、明日から、いや、今夜からまた札幌の治安を守る為に、頑張らなければならないと、決意を新たにしたのである!
(終わり)
この作品はフィクションであり、実在する人物、団体とはまったく関係ありません。
また、風景とか建造物などが、実際の状況とは多少異なってる点があることを
ご了承ください。