中編小説


題名  概要

札幌すすきの殺人事件 豊平川の河原で男性の他殺体が発見された。男性は大人しい性格で今は失業中だった。そんな男性が何故殺されなければならなかったのか。
2
一人で喋る男 貧乏学生の海老原剛は、おんぼろアパート暮らしが不満だったが、隣室の男が喋る一人言を耳にするのが愉しみとなった。だが、男はとんでもない言葉を発したのだ。「田中五郎を殺してやる」と。
長崎ちゃんぽん殺人事件 新地中華街から少し離れた所にある中華料理店で、ちゃんぽんを食べていた男性が突如魂切れた。解剖の結果、青酸死だと分かったが、会社のお金を横領していたとのことだ。それ故、男性の上司は、将来を悲観し、自殺したと主張したが、果して中華料理店で自殺するだろうか。
宝くじ殺人事件 貧乏学生の田中征二と中田勇二は、家賃節約の為に2DKアパートに同居を始めたが、大家の婆さんが宝くじ狂であることを知り、婆さんが買った年末ジャンボ宝くじを婆さんよりも先にチェックし、高額の当りくじがあれば失敬しようと目論み、婆さん宅に密かに侵入したが、予想外のアクシデントに見舞われてしまう。
おかげ横丁殺人事件 伊勢神宮(内宮)にほど近い所にあるおかげ横丁で伊勢うどんを食べていた男が突如、魂切れた。変死の疑いがあったので、司法解剖されたが、青酸死であったことが明らかになった。男の死は自殺によるものか、他殺によるものか。三重県警は早速捜査に乗り出したのだ。
ワッカ原生花園の死 日本最大級の原生花園であるワッカ原生花園で若い女性のミイラ化した死体が発見された。女性は釧路の賃貸アパートに住む両親に先立たれた不遇の女性であった。何が女性に死をもたらしたのか。
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冬の網走から阿寒への感傷旅行 傷害事件によって警察官を馘になった八代正道は冬の網走に向かった。冬の網走が八代の気持ちと合致してると思ったからだ。そんな八代は網走を後にすると阿寒湖に向かったが、その道中に自殺未遂者と思われる男と遭遇してしまうが、その後、その男と行動を共にすることになる。八代はその男と共に阿寒湖上でスノーシューを愉しんだのだが、その後、意外な出来事に見舞われてしまう。
8 恋人岬 死を決意した星野博一と殺しを決意した秋月由美子が偶然に恋人岬で出会った。弓子はじっと海を見入り続ける博一に興味を持ち話し掛けた。その結果、二人はその夜を共にし、同棲生活に入った。そんな二人に未来は開けるのか。



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